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「FAR vol.4」(coa graphics ¥680 2001年3月発売)

インタビュー「collect 02 20世紀コレクション」(特集 コレクト「それぞれのコレクト・ライフ」)

「FAR vol.4」(coa graphics ¥680 2001年3月発売) 240冊ものクリアファイルに納められた、あがた森魚が集めたというよりは、捨てずに大事にとっておいたありとあらゆる”物”。コンサート・チケット、弁当の包み紙、ホテルの領収書...、普通それはゴミにすぎませんが、あがたさんはそれを「記憶の腐葉土」と表現し、意味づけしている。
実際こういった物は音楽、著述等のあがた作品を彩るオブジェとして役立てられていますよね。「永遠の遠国」はその集大成みたいな作品といってもよいでしょう。

...はずかしいんだけども、何でも取っておきたがり屋だからね...普通みんなはよほどきれいなものとか記念に取っておきたいものとかだけじゃないですか...でも、ついつい僕は欲張りで。たとえばこんなカセットテープの外箱のセロファンとかを取っておきたくなるわけ。なぜ取っておきたくなるかというと、こういうのってどんどん変わるじゃない?こういうものを10年後20年後に見た時に「一過性だけど、こういうパッケージがあったのか」と。資料的に残しておきたいと思うんだよね、自分の楽しみ以前に。たぶんこんなものをとっておく人はいないと思うんだ。それはデザインした人がデザイン室の中に資料としてとっておくことはあるにせよ、よほど思い入れのあるものもあれば、たとえば何となく面白いなっていうだけのものもあったり、限りなく興味はないんだけれども、たしかこの日こういう目的でカセットをコンビニで買ったなというちょっとした記憶のためと、あとこれを10年後20年後に見たらどんな気持ちになるのかなと...





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