週刊TVガイド1972年8月4日号(東京ニュース通信社 ¥90)
「あがた森魚の物語」
7月15日〜16日にかけての活動を追ったドキュメントとインタビュー。
「赤というと左翼系というイメージね。とる人がいたら、そうとってもらってもいい。
赤はね、あかね色の赤がいいんだ。幸子と一郎の別れの時の色。だから赤色じゃなくっても、”あかね色エレジー”でもよかったんだ。ちがうタイトルにしようと思ったんだけど、原作に忠実にいけばいいし...でも、ホントはもっとイメージの広い言葉でやりたかった」
――ゲタはどれくらいですてるの
「う〜ん、わからない。いろいろだもの。酔っぱらってシャッターをけとばして割っちゃったり、道路工事の時使っている赤ランプね、なんでこんなのあるんだよってふんづけたりして―――酔っぱらうと幼児性があらわれるんです」
――ジュリーに似てるみたい。
「うん、よく女の子にそういわれる。そこんとこ強調して書いといてね」