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読売新聞(北海道版・小樽後志)1998年2月19日朝刊

「ファンタスチックあがた森魚ワールド 小樽文学館で特別展 ”師匠”の稲垣足穂と同時に」

 小樽ゆかりのミュージシャン、あがた森魚の世界をファンタスチックに紹介する市立小樽文学館の特別展「あがた森魚2001年一千一秒展望展ーーーイナガキタルホ銀河系遊覧記念」が、二十日から同館で開かれる。
 あがた森魚は一九四八年留萌市に生まれた。すぐ小樽に転居、七歳まで過こした。七二年「赤色エレジー」でデビュー、以後音楽活動だけでなく詩人、映画監督、俳優などさまざまな分野で「アガタ・イデア」あふれる作品を生み出してきた。
同展では全CD、自作コラージュなど約二百点が展示されるが、あがた森魚が「私の先生」というほど強い影響を受け、詩、音楽の 原点になったといわれる作家、稲垣足穂(1900〜1977)の作品やたばこケース、鉛筆などの遺品も合わせて紹介する。
 稲垣足穂は、少年のような純粋な心で、透明感のある作品を書き続け、三島由紀夫、伊藤整も影響を受けた。稲垣足穂の文学展は各地で開かれているが、あがた森魚との同時作品展は今回が初めて。高校生以上二百円、小中学生五十円。四月十九日まで。
読売新聞(北海道版・小樽後志)1998年2月19日朝刊








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