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サンデー毎日1972年7月23日号(毎日新聞社 ¥100)

「あがたの奉公ぶり」
あがた森魚は他のフォーク歌手と違って、テレビ出演など積極的というコラム。

 フォーク歌手は、アングラマスコミふう理論武装?が得意だが、例外中の例外があがた森魚という歌手。「赤色エレジー」が十万枚を超える売れ行きで、レコード界では「結婚しようよ」のよしだたくろうに次ぐ実績をかせいでいる。
 ここまでレコードを売るのは大変な仕事。というのは、シングル盤は五万枚売るのが精いっぱいといわれるくらい、バッタリと売れない時期になっていて、歌謡曲の新人でそうだから、フォークの場合は、もっと苦戦...というのが、業界通の見方のせいだ。
 そのために、あがたはキングの売り出し路線にためらわずに乗り、場末のストリップ小屋でのキャンペーンや、アングラのテント劇をもじったテントリサイタルなどを積極的にやり、恋人の中島節子さんも公開...と、プライバシーまで動員する滅私奉公ぶり...

サンデー毎日1972年7月23日号(毎日新聞社 ¥100)








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