キネマ旬報 2015年9月上旬号(キネマ旬報社 ¥850(税抜))
「『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』 「ブライアン・ウィルソンのお別れのおやすみのキッスのしかた」(「読む、映画」)...ブライアンの誇大妄想なまでのストイシズムと音楽への情熱。そんなブライアンに焦燥感や転機を与えたのはビートルズやボブ・ディランの登場であり、実質のプロデュース権限を持っていた父親の存在でもあった。けれども、最大のライバルは同じく60年代にアメリカンポップスを牛耳っていたフィル・スペクターでもあった...