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「季刊少女座 No.3(少女座編集室 ¥550 1986.7.25)

特集「保存版 少女読本 Guide4」の中で、「甘くせつない夢の音楽」として「永遠の遠国」「噫無情」「日本少年」「永遠の遠国の歌」をリストアップ。
...「甘くせつない音楽」といえば、本誌でもフシギ風味のエッセイを連載中のあがた森魚さんの世界そのままです。「永遠の遠国」は言うに及ばず、今年の二月に復刻された、「日本少年」はみんなの愛聴盤です。針を落とすと聞こえてくる、セミの声、先生と生徒たちの声、足ぶみオルガンの音。モリオ少年の歌声が聴こえないうちにもう、憧れのラムネシトロンでできた、薄荷糖の、夏の風景が広がってゆきます。十年前のレコオドというのに、その世界は色あせるどころか、ますます輝いてゆくようです。少年の気高き夢と憧れがこめられた、この世紀の大交響楽は、少女の世界とそう遠くはないかもしれません...
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