ステレオ1972年10月号(音楽之友社)
三橋一夫「レコードから見た日本のフォーク="春一番"は、ニューポート・フォーク・フェスの日本版」」...この二枚組で注目しておきたいのは、いとう・たかお、田中研二、蜂蜜ぱい、そして"ごまのはえ"よいう新人・新グループである。全日本フォークジャンボリーのアルバム(七〇年、七一年)を振り返ってみると、七〇年のときに注目をあびた"新人"に、加川良、ソルティ・シュガーがあり、七一年に注目をあびたなかに、あがた森魚があった。
...先々月に触れた、相沢晴子作詞、早川義夫作曲「サルビアの花」が、どうやら静かなるブームになってきた。"春一番"のなかで、あがた森魚が自作の「冬のサナトリウム」とメドレーでうたっているほか...