「永遠の遠国」の秘密(という程のことではないですけど)
「永遠の遠国」のテーマ曲ともいうべき「いとしの第六惑星」、「永遠の遠国の歌」はサビのメロディーが全く同じであるというのはあがたファンなら誰もが気付いている事ですね。
さらにこれらの曲を分析していくと、
「いとしの第六惑星」
Aメロ(8小節×2):コード C → Dm7 → Dm7 → C
Bメロ(8小節×2):コード Em → F → G → Am
Aメロ(8小節×3):コード C → Dm7 → Dm7 → C
「永遠の遠国の歌」
Aメロ(8小節×2):コード C → Dm7 → Dm7 → C
Bメロ(8小節×2):コード Em → F → G → Am
Aメロ(8小節×2):コード C → Dm7 → Dm7 → C
というように、繰り返し回数にわずかな違いがあるものの共に同じ構成、同じキー、同じコード進行から成り立っているのです。
さらに「永遠の遠国」に収録されている他の曲も同様に調べると「天然色予報」、「山と渓谷」の2曲もメロディーは各々異なるもののコード進行等は同じに作られている事が判明します。ちなみに「天然色予報」はAメロのコードが1小節毎に変わる(他の曲は2小節毎)という違いがあります。
これらの4曲はある意味アレンジ違いの同じ曲であるといっても過言ではありません。当然あがたさんは意識してやっているわけです。同様な事は『バンドネオンの豹と青猫』の「誰でもありたくない彼氏」と「地底漂流」、『少年歳事記』の「お目出當う」と「七面鳥のパパ達へ」の関係のように、あがたさんがよくやるパターンではありますがその中でも「永遠の遠国」はメロディーを全く別のものにするという凝った造りになっています。
それでは早速「山と渓谷」をカラオケ代わりに「いとしの第六惑星」を歌ってみましょう〜。