2011年6月19日PM5:00〜6:00 FM世田谷「チータのありがとう、世田谷」

パーソナリティ：水前寺清子
ゲスト：あがた森魚

〜放送概要〜
【水前寺】「赤色エレジー」ですか、これ凄いタイトルですね、「赤い色のエレジー」ですよね。これどんな感じでお作りになったんでしょうか。
【あがた】頼まれもしないのに勝手に書いた漫画のタイトルが「赤色エレジー」だったわけ。きょうびだったら著作権が云々で勝手に作るなって怒られてたかも知れないですね。

【水前寺】どんな性格なんでしょうか。
【あがた】僕は非常に謙虚で、慎ましくて、シャイなんですよホントは。でも４０年もやってるとだんだん図々しくなったり偉そうになったり、ま、こんな塩梅ですかね。自分の性格ちゅうのは難しいですね。

【水前寺】どんな時に詞が出来たりするんですか？
【あがた】明け方夢のなかでメロディが鳴ってたりするのが時々残ってて、ギター弾いて「お、これ良いな」と作る事もありますね。若い時は何があっても歌になっちゃうよね、内田裕也さんの名前を見ると歌を作りたくなっちゃう、沢尻エリカさんの名前も見ると歌を作りたくなっちゃう。無邪気と言えば無邪気。
【水前寺】凄い才能だと思いますよ、それ。

【水前寺】音楽だけでなく、俳優さん、映像の監督さんだったり、これってどういうものが働いているんですかね？
【あがた】何か、滅多にいないタイプだから使ってみたくなるんじゃないですかね。

【水前寺】若い頃、最初にこういうのを書いてみたいなあって、そういうのに目覚めた時っていつですか？
【あがた】ボブ・ディランの歌を聴いたとき。何かこれ俺の仲間だなって思った。俺も歌を歌ってみようと思ったのが高校のとき。

【水前寺】とても面白いタイトルの「俺の知らない内田裕也は...」ですね。これはこういう記事が載った時なんですか？それともその前ですか？
【あがた】自分のスタイリストの方と話してたら「私が今までで出会った芸能人の中で一番孤独なのは裕也さんかも」というのを聞いてピピッと来て裕也さんをモチーフにして作ってみようと思った。

〜「俺の知らない内田裕也は俺の知ってる宇宙の夕焼け」〜

【水前寺】さっきちらっと拝見させて頂いたら「水前寺」と言う名が。
【あがた】タイトルは「いとしの第六惑星」っていうんですけど、熊本から豊肥本線というのがあって、その駅名なんですよ。

【水前寺】この方に感謝状をあげたいという人を１人おあげ願いたいんですけど
【あがた】８歳になるウチの娘に。長く１人で生きて来たけど、子供って何てエネリギーをくれるんだろうって。これは今まで体験した事が無かったって事に尽きるかな。自分の子供は絆っていうものの集大成って気がする。人が人を必要としているという事、成人するまでは俺を必要としてくれてる、そんな歓びって無いなってこの歳になってようやく知った。

〜BGM「赤色エレジー」〜

【水前寺】私のリクエストなんですけど「沢尻エリカぶるぅ。」最初ブルースかと思ったら「ぶるぅ」なんですね。「ぶるぅ」っていうのはブルーな気持ちというのも含んでるんでしょうか。
【あがた】沢尻エリカっていう人は凄い感性豊かなお嬢さんともいえるし、常識から外れてるお嬢さんともいえるし。それが今の若い娘さん達を集約してるのかなと。口ではああ言いながら「誰か私を判って」と大人に訴えてる気がして、よしオジさんが良い歌を作ってやろうと。
【水前寺】ホントはブルースにしたかったとお聞きしましたけど
【あがた】あえて「ぶるぅ」で。

〜「沢尻エリカぶるぅ。」〜
【水前寺】聞いてる皆さんにメッセージを
【あがた】「楽しく一日、一日、日々を作って行く」という、全く僕らしくない言い方なんですけど。楽しんでやって欲しいなと。

〜BGM「渓谷鉄道研究家になるんだ」

●オンエア曲
俺の知らない内田裕也は俺の知ってる宇宙の夕焼け
赤色エレジー（BGM）
沢尻エリカぶるぅ。
渓谷鉄道研究家になるんだ（BGM）