1987年12月18日FM東京「サントリー・サウンド・マーケット」

放送時間:PM10:00~11:00
ウィークエンドスペシャル
フライデイコメディーハウス「愛と笑いの夜〜ユキヒロと慶一のビートで行こう」
出演:高橋幸宏、鈴木慶一、清水ミチ子、あがた森魚

ビートニクス(高橋幸宏+鈴木慶一)による60〜70年代ネタのコメディーショウ。
音楽は主にビートニクスの曲を使用。その他ムーンライダーズ「あの娘のラブレター」、はちみつぱい「夜は静か通り静か」等も流れる。
あがた森魚は『夜のビート』でナレーション、「銀河FM小説〜悪いけど僕大丈夫」で主役の青年役で登場する。関係ないけど「若いビート」での清水ミチ子による矢野顕子風「ひょっこりひょうたん島」は最高。矢野顕子のボーカルとピアノスタイルを見事に再現していて笑うというよりは感心してしまう。矢野さんが歌ってもおかしくない出来になってます。さすが矢野ファン。

演目
「ビートニュース」(高橋幸宏、清水ミチ子)
「ニュース解説」(高橋幸宏、鈴木慶一、清水ミチ子)
「ミュージックジャンボ」(高橋幸宏、鈴木慶一、清水ミチ子)
「夜のビート」(あがた森魚、清水ミチ子)
「若いビート」(清水ミチ子、鈴木慶一)
「パンチdeビート」(高橋幸宏、鈴木慶一、清水ミチ子)
「銀河FM小説〜悪いけど僕大丈夫」(あがた森魚、清水ミチ子、高橋幸宏)
「ガッツビート」(高橋幸宏、鈴木慶一、清水ミチ子)
「夜のビート」(あがた森魚、清水ミチ子)

「夜のビート」(1)
ナレーション(あがた森魚)「夜のビートを求めてさまよい続ける「夜のビート」コーナー。東京丸の内静まり返った夜の都会で、ひたすら刻み続けられるこのビートをご紹介しましょう。ではどうぞ。」
〜ビート音が流れる〜
「ビートしてますねえ。」

「銀河FM小説〜悪いけど僕大丈夫」
ナレーション(高橋幸宏)「フォークブーム、アングラ、サイケデリック、フラワームーブメント、同棲時代、これは矛盾する様々な時代に弄ばれながらも一人強く生きる青年の物語である。」
あがた「目玉焼きでいいんでしょ?」
清水 「スクランブルエッグ!。何度言ったらあんた憶えてくれるわけ?。」
あがた「あ、そうだっけ、うーん目玉焼きの方が好きなんだけどな...ほら美味しそうだよ、エヘヘ...」
あがた「お待ちどうさま、ほら出来たよ。」
清水 「あ、どうもありがと、そこに置いといて。」
あがた「うーん、でも冷めちゃうよ。」
清水 「ねえいちご白書って良いわね。良いと思わない?あの映画を見ちゃうとさ、これからはアレね、女も自立して社会と戦っていかなくちゃってつくづく思うわけね。」
あがた「冷めないうちに食べようよね。」
清水 「あんたもう少し社会の方に目を向けたらどうなの。」
あがた「でもスクランブルエッグ食べようよ。」
清水 「エリカ・ジュンゴ(?)が...」
あがた「あ、うん何か行った?」
清水 「別に。」
あがた「みっちゃん、前から気になってたんだけど...あの煙草やめようよ。」
清水 「あんた、みっちゃんて言い方やめてくれない?。馬鹿にされたような気がするわけ。」
あがた「だって前からみっちゃんだろ。」
清水 「しばらく家開けるわ。」
あがた「エーどうして?」
清水 「時代があたしを求めてるの。」
あがた「だって今日俺の誕生日で...」
清水 「いい加減にしなさいよ、そうゆう既成概念が女を歴史的に束縛してきたのよ。じゃ、あたしもう行くわ、集会があるのよね。」
あがた「ちょ、ちょっと...卵が冷たくなっちゃう...」

「夜のビート」(2)
ナレーション(あがた森魚)「「夜のビート」コーナー。今夜最後のビートスポットは、ここ東京湾です。ちょっとこの汚れた海にマイクを寄せてみましょう。」
〜波の音が流れる〜
「ビートしてますねえ。」








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