読売新聞1976年3月12日夕刊
「日本少年」レビュー(「レコード」欄)「火の玉ボーイ」(ワーナー)、元"はちみつぱい"の鈴木慶一が率いるムーンライダース(七人)が細野晴臣、矢野誠らの協力で製作したデビュー盤。バイオリンが入り、アメリカ志向のサウンドが快い。アレンジとリズムが秀逸。
「日本少年」(フィリップス)、「ヂパング・ボーイ」と題したあがた森魚の二枚組。二十八曲構成で、一貫したサウンドでまとめている。少年の日の郷愁を妙にもの恋しく感じさせるのは、あがたの魅力なのだろう。細野晴臣のプロデュース。