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ニューミュージック・マガジン 1974年5月号(¥220)

「臆無情」レビュー(矢吹申彦/今月のレコード)
(このアルバムをわずか15行で評せとはひどく酷な話だ。日本のロックのベストとも言えるアルバム、せめて150行は欲しい)
前作「乙女の儚夢」で、大正ロマンと大道芸人のコラージュに成功したあがたが、今回は"キネマ"を主題に、前作を上まわる統一感を持った実に完成度の高いトータルアルバム作りに成功いている。
 前作でやや奥行きの浅かったサウンドにも幅と厚みを持たせ、相変わらずのコラージュも的確だし、なによりも曲作りと歌の力に明らかな前進を感じさせる。
 あがた森魚をフォーク歌謡と呼ぶ人種は切り捨て御免。彼はみごとに僕たちの音楽=日本のロックを創り出している。(矢吹申彦)

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