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週刊FM 1976年11月1〜14日号(音楽之友社 \190)

対談 あがた森魚×柳谷小三治「ケジメのつけかたをサ勉強しなければね...ってネ」(小三治の落語対談・56回)
小三治 あがた森魚ってどんな歌うたう?てェ質問すると「わりに古そうな歌...」とか何とかの答えが返ってくるんだけど...。
あがた 懐古趣味だとか、大正ロマンとかネ、そうでしょう?ノスタルジックな気分にひたってるだけじゃないかと−−−。
小三治 まあ、そういう形容がサ...。
あがた ぼくにとっては残念ながら、ノスタルジーでも何でもなくてネ。たとえば、五十億年ぐらい先に、...いや、ひょっとすると何十億年か前の過去だったのかもしれないけれど、弥勒菩薩が地球に降りてきて平安の浄土になるという−−−そういうときに、ぼくは生きてるんだという、あえてそういう宇宙的なノスタルジーを僕は信じるんですヨ。そういったひとつのユートピアをめざしていくための、その進路を知るための羅針盤としたいというか。その羅針盤の付いたフネで航海の練習をしているのが、ぼくの、「ノスタルジー」じゃないか、と。
週刊FM 1976年11月1〜14日号(音楽之友社 \190)
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