Player2001年7月号(プレイヤー・コーポレーション ¥600)
インタビュー「『20世紀漂流記』は時代とともにいろんな所を自分流に漂いながらやってきて、漂流記というからには新たなディメンジョンが見えるものにしたかった。」
今回聴いて新たに気づいたのは”シンガー”としての魅力なんですが、それについてご自身はどう捉えていますか?
もし肩書きをひとつ選べと言われたら、”歌手”というのが一番好きなんだよね。歌うあがた森魚が基本にないと、他のことが全部浮いちゃうかなみたいな。アルバムにしてもコンセプトに凝ることがあっても、あがた森魚をあがた森魚たらしめているのは歌っているかどうかなんだと思う。よくあがたがやっている音楽は作り物的、コンセプト先行、シアトリカルだとかいろいろ言われちゃうけど、あえて目くらましをすることも自分で自分のエフェクターをかけているということなんだね...