マンボウ 1991年11月号(光文社 ¥450)
「グリコのおまけ的日本」を照らし出す歌謡曲集」(川村恭子)「イミテーションゴールド」発売についてのインタビューですが、このアルバム1993年まで発売延期となってしまったため結局フライング記事となってしまいました。
...あがたさんはなぜまた歌謡曲のカバーをやろうと思ったんですか?
あがた そうだね、まずアルバムのタイトルが「イミテーションゴールドNo,1」というんです(笑)。山口百恵ちゃんの曲が入ってるワケじゃないんだけども。このアルバムはタイトルそのもので...ボクが自分でコピーするニセのヒット曲集とでもいうか...。別にこのアルバムに入っている曲が、後世に残るスタンダードナンバーかどうかはわからない。種々雑多、玉石混交、いろんなものが混沌としているかなァ(笑)というカンジなんだけれどもね、どの曲も「あがたが歌うとこういうふうになります」というところに、どうしてボクは近代のポップスが好きなのかという一つの答えみたいなものがあるんじゃないか、と思ってるんですよ。