ほっちぽっち1988年1月号(ほっちぽっち出版部 ¥330)
ミニインタビュー「20世紀末。彼はネオ・ダダの夢を見る。」...コクトーの「恐るべき子供たち」っていう小説の中で、主人公のダルジュロは二つの愛の玉を持っているんですよ。ひとつはまっ白い雪の玉。ひとつはまっ黒な毒の玉。これを自分の愛する少年に両方プレゼントする物語なんだけど、僕にとっては、その両方があって僕なのね。やさしい気持ちと残酷な気持ち。やさしい面しか知らない人はアコースティックな歌声があがただと思うだろうし、黒い毒の部分しか見ない人はあがたは非常に世紀末的な人間なんだと思うだろうし。でも、本当は全部あるんですよ。それが何だかの瞬間に、パッパッと出てくる。今までフォークだったり、パンクスぽかったりしたけど、それを全部ぎゅーっと凝縮させて、色を変えながら後10年くらいやりたいですね...