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ビートレッグ2009年11月号(レインボウブリッジ ¥1,260(税込))

インタビュー「”あがた森魚 ややデラックス”と音楽感を語る」
...ドキュメントって、意外とヤラセをやっているじゃないですか(笑)。ヤラセっていうか、煽るっていうかね。そうなる様に仕向けるっていうか。僕の場合はそういうのは無いな。まあ、あえて観てもらわなくても知れないけれど(笑)、「赤色エレジー」で世に出たもっと若くて無邪気な頃は初々しい、もっといろいろなことに柔軟だったし。こういう今みたいなうるさいオヤジなあがた森魚ではなかったなと自分自身で感じたところもあった。でも、演ろうとしていることや、考えていることや、言おうとしていることはあの時と変わっていないなっていう発見もある。20歳当時も、60歳になった今でもそんなに変わっていないという発見はあるんだけど、オヤジ、ちょっとムキになってるかなとか、焦っているかなみたいなところはあるかな...
ビートレッグ2009年11月号(レインボウブリッジ ¥1,260(税込))

レビュー「あがた森魚 ややデラックス」(御法川裕三)
...このコンサートでは旧友たちが再結集をして、あがたに対し改めて敬意を表するという美しい友情物語として受け止めることはできる。しかし同時に浮かび上がるのは、シンガーとして、アーティストとしてのあがた森魚の孤独である。
 本編の中でも鈴木慶一が「あがたくんの中にもバンドをやりたかったなという思いがあるんじゃないかな」と話しているシーンがある。しかし、これは唐突な例えではあるものの、かの渥美清が語った優れた芸人論のひとつとして「狂気のないやつはダメだ。それと孤立だな。孤立しているのは辛いから、つい徒党や政治に走ってしまう」(「おかしな男 渥美清」より)というものがある。狂気を抱いて孤立をすることがどれほど大変なことか想像に難くはないが、これほどの芸人論に当てはまるシンガーはあがた森魚以外に存在しないように思えてくる...
ビートレッグ2009年11月号(レインボウブリッジ ¥1,260(税込))




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