徳差健三郎「千切れても途切れても明日また書く 徳差健三郎自文詩集」(青森子どもの詩を記録する会 定価不明 1990.7.15)
あがた森魚、青森市立長島小学校時代の担任の先生の著書にあがた森魚について書いた文章が掲載されている。また巻頭辺りには教え子が徳差先生について書いた文章が載っており、あがた森魚「ひとりぐらし」(1976年 青春出版社)からの文章も転載されている。
「愛は愛とて、あがた森魚」(1972年)
...ところで、この「あがた森魚」、本名山県森雄は、いまから十二年前に、わたしの教室の固い椅子に行儀よくちょこんと坐っていた。そして、彼はそのころからサーカス、大道芸人やチンドン屋などに非常にあこがれていたのを、教師のわたしはよく知っていた。
彼は最近また、「大道芸人」といういう歌をつくって、老いさらばえた負け犬のような声で、あいもかわらず歌っているという...