週刊大衆1974年5月23日号
週刊大衆1974年5月23日号に載ったあがたさんに対する記事から全文引用。映画の原作に対する間違いはともかくとして、これだけ酷い内容の記事を書くなんて相当あがたさんに対し、相当悪意を持ってるんじゃないかと思ってしまいます。
「商売人に転身したあがた森魚の営業内容」
ゲタばきで登場した「赤色エレジー」のあがた森魚は、デビュー当時から、「やりたいことは?」と聞かれると、決まって「映画を撮りたい。いま準備中」と答えていた。
それがいつの間にやらクランク・インし、近くアップとのこと。作品は人気漫画「昭和柔侠伝」(「漫画アクション」連載)の映画化。市価も、共演に緑魔子を連れてきて製作・監督・主演と聞いて周囲は気味わるがっていた。
それにおまけがついて、キングからはあがたと緑の歌う、「昭和柔侠伝の唄」が出るにおよんで、関係者たちは、
「ヤツらはアングラだとかなんとかいってるが、結構商売人じゃねえか。そのつもりでつき合わされたオレたちは、コケにされたようなもんだぜ」(某ディレクター)
と口をアングリ。しょせんは若いこの種のドライボーイたち、どこえでもゲタばきで踏み込む心意気はほめられるが、タテマエとホンネはえらく違うようだ。