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「ニューミュージック白書」(エイプリル出版 1977.7.10 ¥980)

あがた森魚「オリジナリティ...!?」
「ニューミュージック白書」(エイプリル出版 1977.7.10 ¥980) 「ニューミュージック試論 オリジナリティー創出の旅」。吉田拓郎、井上陽水などフォーク系ミュージシャンについての論考及び細野晴臣、大瀧詠一などへのインタビュー。あがた森魚については、コメントではなくあがた森魚自身が書いたとものと思われます。
日も銀幕に映画が上映されている んだと想ってみる刻自分が糸耕割こ水平 に翻んでいるんだと瑠言する事。今日 も世界の線上で男達が死闘しているん だと認識する刻天空は常に巡り自分の 魂もその一員として在るんだと瑠言す おうのう る事。剣歯しているのは自分だけでは なく恋する兵士達にもそれは辛くしか し行動しなければならない事が山積し, しかも肉体の鱗は容赦なく常に削げ落 ちていることを識る事。そして悠々と 胸を張り歴史と空間を通過する僕の歌 う歌の中に無いものは何もないと識る事。


「NEW MUSIC HISTORY」の1972年のあがた森魚に関する記述に、 「ニューミュージック白書」(エイプリル出版 1977.7.10 ¥980)
「前年のフォークジャンボリーでウケた歌の一つ、あがた森魚の「赤色エレジー」がスマッシュ・ヒットし、ざんばら髪、下駄ばき姿のあがたがテレビに登場。主婦の間に「フォークは汚い」の声、一段と高まる。」。
とあるのはちょっと笑えるね。

「名盤105」で「日本少年」、
「デビュー曲大図鑑」で「赤色エレジー」のジャケット写真、
「キャッチフレーズ----この小さな扇動者」で「日本少年」のキャッチコピー、
「ニューミュージック風土記」で「航海」、「函館ハーバーセンチメント」の歌詞の一部を見ることができる。

「日本少年」レビュー
 特異なキャラクターの持主で、 個性あふれる独特の節まわしを持ったユニークなヴォーカリスト、 さらに、トータルなヴィジョンを持って詞、曲、アレンジ、サウン ド創りに取り組み、それらを一体化させてヴィジュアルな世界を作りあげ、さまざまな絵物語りを見せてきているあがた森魚の、これは4作めのアルバムだ。ここで彼は、南の島へのあこがれを抱く少年が、真夏の午後のまどろみに夢見た南の島への漫遊記、そこにやがて大人となったその少年の過去への郷愁が交錯し、時間までも超越した不思議な音楽絵巻を描き出している。レゲエ、メキシカンなどトロピカルな音楽も登場。ひとつ抜けた、さわやかなアルバムだ。 (小倉)
その他に「'71全日本フォークジャンボリー」「春一番'72」のレビューもあり。
「ニューミュージック白書」(エイプリル出版 1977.7.10 ¥980)
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