アサヒグラフ1987年2月27日号(朝日新聞社 ¥ 460)
「ただならぬブームのタンゴが、ロックと融合した あがた森魚バンドネオンの豹」...あがたが、なにかに火をつけた!タンゴの古典的編成に電子楽器の組み合わせ、ビジュアル効果を考えたステージ演出、地味なバンドネオンと対照的な両肩丸出しの女性バイオリニスト、そして黒いマントの怪人ボーカル・あがた森魚が歌うタンゴ・ロック。軽快なノリで二十曲を歌い継ぐ。そこにはパノラマ的ロマンがある。バンドネオンのジャガーが地上と海底を疾走するたびに、あがた森魚のファンタジーが浮かび上がる...
「People 池田光夫」
あがた森魚や中森明菜、チェッカーズのレコーディングに参加し、「ここんところ急に忙しくなっちゃって、やっぱりいいものはいい、古き良きものがやっと見直されたんでしょうか」
というのは、タンゴ歴39年の池田光夫(59)...