60年代フォークの時代〜日本のフォーク&ロック・ヒストリー1
編著 :前田祥丈、平原康司定価 :¥2,000
発行 :(株)シンコーミュージック
発売日:1993年3月12日初版
第六章「フォーク黄金時代」であがた森魚について言及、着物姿で歌う写真を掲載。
...ベルウッド・レーベルのファースト・リリースは72年4月に発表された六文銭のアルバム「キング・サーモンのいる島」と、あがた森魚の「赤色エレジー」で、過剰な泣きの中に、大正モダニズムにも通ずる不思議な叙情感をもった「赤色エレジー」は大ヒットを記録する...また221頁には、フォーク・ミュージシャン紹介欄にあがた森魚も紹介されている(1/4頁)。
...あがた森魚は、斎藤哲夫、はちみつぱいなどとともに活動していたシンガー・ソングライターで、現実と非現実が混じりこんだような独特の文学的な情感をもった世界を生み出していた...
...72年4月に発表したデビュー曲「赤色エレジー」が大ヒットして、異色のフォーク演歌と呼ばれた。しかし、かれは日本的懐古趣味に留まらず、多彩でスケール豊かなファンタジーを伝えるワールド・ミュージック的世界を、想像力を大胆に駆使して作り続けている。