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ユリイカ2018年1月臨時増刊号(青土社 ¥1,500(税抜))

総特集「遠藤賢司 言音一致の純音楽家 1947-2017」


あがた森魚「遠藤賢司のライク ア ロォリングストーン!」
...エンケンのストイシズム、リマンチズムの底に「ほんとだよ」「待ちすぎた僕はとても疲れてしまった」といった歌のタイトルに明らかなように、彼のロマンチシズムの真骨頂の内にはやはり女性への強い守護や敬愛が潜んでいたのではないか。
 その遠藤賢司と対等に「遠藤賢司音楽」を分かち合い、それを世の音楽愛好家たちに問いかけ続ける営みを全うした関端ひかるこそは、もう一人の遠藤賢司だったのではないか...

鈴木慶一インタビュー「土から這い出す純音楽」
エンケンとの出会いの前段階としての、あがた森魚との出会いに言及。
...その翌年にあがた(森魚)と会って、のちにはっぴいえんどとなるヴァレンタイン・ブルーのカセットを聴かせてもらった...

...70年からエンケンのことを見ているんだけど、20年間ほとんど話をしたことがなかった。エンケンがやってたワルツってカレー屋、明治通り沿いのほうのお店でライヴができたから、あがたが出るというので、なんかやったりしたような記憶もある。だから言葉を交わしていないはずはないんだけど、仕事としてちゃんと話したのは『ヤマアラシ』の時が初めてだったはず...

佐野史郎「ほんとだよ 言音一致の純音楽家 遠藤賢司」
...状況劇場を辞めてから、私はタイムスリップというバンドを組み、エンケンさんはバックバンドとして誘ってくださった。バンドの音源を聴いて「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド」みたい。いいね!」と、二年ほどライヴをご一緒させていただいた。それがご縁で、あがた森魚さんと知り合い、あがたさんのスタッフで映画を企画していた林海象監督から映画『夢見るように眠りたい』の主演として迎えられたのだった...

奈良美智「ギター1本勝負!」
恋や愛を叙情的に歌うシンガーよりも、社会的、あるいは内省的な歌を歌う人が好きだった。ポップにアレンジされた耳障りの良い曲よりも、むせび泣くような曲が好きだった。あるいは練られた音が好きだった。デヴュー当時の斉藤哲夫の哲学的な歌も好きだったし、個性的なあがた森魚も好きだった。叫ぶような歌が好きがった...

他には、原マスミ「エンケンの思い出」や前述の佐野史郎などで、エンケンの奥さん、元ヴァージンVSの関端ひかるさんについての記述がいくつかある。
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